2017墨刻特別展
墨刻特別展 <Gen Atem / Miriam Bossard×墨刻×原賢翏>
音楽:10ホールズハープ 関口 大
2017年10月28日 – 11月2日 / 於:東京・日限祖師 本覺寺
オープニングイベント 10月28日
チューリッヒからGen Atem / Miriam Bossard 作家ご夫妻をお迎えして墨刻、原賢翏と共同展。タイトルは「双対性 DUALITY」です。アジアの東の端っことヨーロッパの真ん中、それぞれに育まれた思想・文化の混在と交錯を通して、現在から未来への表現活動の進み方を模索しようという試みです。墨刻の中にも、そしてご鑑賞頂いた皆様にも、何か新しい価値観が芽生えますように。
オープニングイベント第1部では墨刻会員による合作の創作ライブ、今回のテーマは「自然に関わる文字達」です。天・宙・星・雷・申(稲光)・風・海・沖・龍・虎・集の文字が並びました。合作では一人ひとりが書く文字が完成作品のひとつの部分です。各個人の表現力もさることながら、全体の強弱やリズムの流れなど周囲との関係を尊重する冷静さが大切、そしてとても難しい作業です。
第2部はGen Atem / Miriam Bossard 両氏と原賢翏の共演で創作ライブ「双対性曼荼羅MANDARA Duality」。関口 大さんの10ホールズハープが会場を包み込みます。中央に陰陽、右上に空、対角に萬、左上は袁(死出を意味する文字)その対角には生の文字を配置。墨刻の有機的な線と、二人の作家による直線と幾何学模様のスタンプが白布に描かれていきます。終盤は水色のインクによる破壊と墨による再構築の追いかけっこでクライマックスへ。