２０１８墨刻特別展

墨刻特別展 ＜Enriqueta Hueso Martinez×原賢翏×墨刻＞
2018年4月4日 – 9日 / 於：東京・日限祖師 本覺寺

前日までの第2回墨刻展から展示を入れ替えて、4月4日～9日まで墨刻特別展の開催。昨秋(2017年10月28日-11月2日)の第1回特別展では、チューリッヒからGen Atem / Miriam Bossard 現代作家ご夫妻をお招きしました。今回はスペイン、バレンシアの女流作家＆ギャラリーOriente＋Occidente (www.galeriaomaso.com) のオーナー、Enriqueta Hueso Martinez氏を招いて、原賢翏＆墨刻との共同展示です。

墨刻会員によるハガキサイズの作品群。古代文字の小宇宙です。お部屋にも気軽に飾れて好評でした。現代生活の忙しい日常に少しだけ三千年の時空の風を運んでくれます様に。

Enriquetaさんの作品は多岐に渡りますが、今回は原賢翏の作品墨片とミクストメディアを用いたコラージュのコラボ作品も出品されました。中国古代文字は象形を用いた表意文字ですからそれぞれに或る具体的な概念を保有しますが、Enriquetaさんの作品はそれらを分解、破壊して新たな構築を試みます。観る人の無意識下の記憶や感覚に直接働きかける抽象表現に思えます。

閉館後は、居残りのお客様と即席の墨刻体験会。Enriquetaさんも墨刻初体験！日本での墨刻との思い出に、また今後のご自身の創作のお土産になれば幸いです。